仕事や創作活動ではアイデアが大事だ。優れた仕事の成果や魅力的な作品を残すためには、まず最初にアイデアの実態がどのようなものなのか理解する必要がある。つまり本質のことだ。
結論を先にお伝えしよう。
アイデアの本質は、今持っている情報のアレンジである。
アイデアとは頭の中に振ってきて思いつくイメージがあるが、基本的に何もないところからはアイデアは生まれない。自分の持っている知識や経験の中でしか、人はアウトプットできないからだ。
岡田斗司夫さんが「アイデアの作り方」について語っているYouTubeの動画が参考になった。まずはこの動画をご覧頂きたい。
動画の内容は少女漫画のアイデアを考えるという題材で、少年漫画のデスノートの内容をパクってアレンジして話を作り上げるという内容だ。そのためにはデスノートの物語の構造を理解して、要素分解してアレンジできないか考えることがポイントとなってくる。
死神リュークと夜神月(ライト)とLの関係性、Lとライトを結び付ける役割を担っているライトの父親、物語の構造がどうなっているのかを考えていく。岡田斗司夫さんがプレゼンしている内容は、この既存の構造を活かしてアレンジをするための具体的なストーリーの組み立て方についてである。
【アイデアの作り方】
1.今ある情報の構造を分解して、どんな要素があるか考えて抜き出す。
2.抜き出した要素を新しい枠組みに対して、どのように変換できるか考察する。
また、アイデアをパクるということは悪いことではないと思っている。例えば特許があるモノやサービスがあったとする。では、特許があるからその製品を作るのを諦めてしまうのか。更に発展させるか異なる仕様に変えてしまえば特許侵害には当たらない。どうやったら市場のニーズに対して、既存のモノやサービスより優れたものが提供できるか、または違った市場に提供できないかと考えていくのが大切である。
コメント