根拠のない自信は勘違い

思考法

根拠のない自信がある人って一定数いる気がする。個人的には根拠のない自信がある人というのは、勘違いしている人なのだと結論付けている。その理由について話をしていきたい。

例を挙げてみたい。女性として綺麗な顔だと思っている人がいるとする。根拠のある自信がある人はこう考えると思う。

題材:自分を綺麗だと思っている

根拠のある自信がある人

美的感覚の知識がある


顔の構造の知識があるとすれば、例えば黄金比的な知識であったり、透明感のある肌になるためのメンテナンス方法をよく理解している。美容医療にも精通している。

他人との比較ができている


他人と比べて自分は綺麗かどうか分かっている。だから私は綺麗だ。

美的感覚の知識があって、他人との比較ができる。私は綺麗だということができる。これが自信のある根拠である。

根拠のない自信がある人

一方、根拠なく綺麗な顔だと思っている人の場合はどうだろうか。単純に先ほどの根拠のある自信がある人の真逆になる。

美的感覚の知識がない


美的感覚の知識があれば、様々な知識を吸収するので他人との比較もできてくる。だが、美的感覚の知識がないと、何を根拠に自分が綺麗なのかが分からない。

他人との比較ができていない


・他人と比べて自分が綺麗かどうか、自分がどのレベルか分かっていない。
・周りの環境の中では確かに良い方ではあるが、井の中の蛙大海を知らずか。
・周囲の人間に可愛がられたり、異性から一定数誘われたり、自分はそれなりだと思っているが、実際には自分のレベルを理解していない。

根拠のない自信がある人は、インプットが圧倒的に足りていないのだと個人的には思っている。インプットが少ないから自分のレベルを理解できていないのだ。インプットがあるから、他人と比較するというアウトプットに結び付く。

アンテナの精度を高めるためには

題材を変えてみよう。学校のテストについての自信について考えてみたい。テストについては、単純に勉強していて問題が解けていれば根拠のある自信ということになる。

この場合、根拠のない自信がある人はどう考えているのだろう。違う科目で以前取り組んだ分野で似たような問題があれば全くの根拠がないわけではないだろうが。あるいは勉強をしていないから自分のレベルが分からず、自分はできるんじゃないかと思ってしまっている。

いずれにしても直観的に判断しているに過ぎない。あまり物事を考えていない人というは、天才以外は基本的にアンテナの精度も低いと思っている。直観というのは、自分の過去の経験値の引き出しでしかない。

とするならば、1度上手くいったから次も上手くいくというのは安直な考えは、状況が異なると結果は同じにならないことの方が多く、再現性に不安がある。インプットが足りていない人の直観というのは、精度が悪い気がする。アンテナの精度を高める方法は、以下のとおりである。

アンテナの精度を高くするためには

・インプット量を多くする(本やインターネットからのインプット、人から得るインプット)

・経験を増やす(自分で考えて取り組むアウトプットを数多くこなして、経験値を高める)

根拠のない自信は勘違い

冒頭で結論を述べているが、根拠のない自信のある人は勘違いしている人だ。

以下2点が原因と考えている。

結論:根拠のない自信は勘違い

・インプットが足りないから正しい判断ができていない。
・アンテナの精度が悪く、自分のレベルが分かっていない。

根拠のない自信がある人は勘違いしているので、あまり頭のいいやり方ではないと思っている。でも、勘違いしているができるように具体的な取り組みを頑張っている人は、どこか憎めず嫌いにはなれない。

定義としては、文字通り自分を信じることを自信という。他人はあくまで他人なのだから、あなたはそれで自信を持つのはおかしいと指摘するのも違う気がする。分かってないなとは思うわけだけれど。

具体的に何をするから上手くいくのかを相手に説明できないから、根拠のない自信なのである。不完全なものであっても、自分なりの根拠があってのビジョンでないと最終的に上手くいかないのではと思う。

その分野の知識について十分な量を吸収して、やるべきことをやった上で自信を持つというのが、本来の形ではないか。

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